目次
- 1. 9 年間で 5,500 社に採用された信頼の VPN 製品の最新版。
- 1.1.1. 最新情報
- 2. PacketiX VPN のアーキテクチャ
- 3. PacketiX VPN の使い方
- 4. PC 間接続 VPN
- 5. 拠点間接続 VPN
- 6. リモートアクセス VPN
- 7. ローカル PC をクラウドへ参加させる方法
- 8. クラウド VM を企業内 LAN に参加させる方法
- 9. クラウドと LAN のブリッジ VPN 接続
- 10. 複数クラウド間の VPN ブリッジ接続
- 11. iPhone および Android
- 12. Windows や Mac のモバイル PC
- 13. リモート管理
- 14. 独自のクラウドサービスの構築
- 15. ネットワークの試験、シミュレーションおよびデバッグのための VPN
- 16. リモートアクセス
- 17. どこからでも快適なネットワークを利用
- 18. ダイナミック DNS 機能および NAT トラバーサル機能
- 19. VPN Azure
- 20. ファイアウォールを SSL-VPN で貫通
- 21. Cisco や他社のハードウェアベースの VPN 製品の置換
- 22. OpenVPN の置換
- 23. VPN ネットワークの構築例
- 24. 多数の VPN プロトコルと端末に対応する唯一の VPN サーバー製品
9 年間で 5,500 社に採用された信頼の VPN 製品の最新版。
PacketiX VPN は企業内、クラウドおよびスマートフォン環境のための VPN 構築に利用可能な、複数 VPN プロトコルに対応した VPN ソフトウェアです。強力な機能を有していますが、企業内のシステム管理者や一般 PC ユーザーの方でも容易に導入いただくことができます。
PacketiX VPN 4.0 では新たに iPhone や Android からの接続や Cisco ルータ、Microsoft VPN プロトコルとの互換性機能も搭載されました。
最新情報
- 米 Cisco Systems 社の協力により PacketiX VPN の脆弱性を修正しました(2023/6/30)
- Android 12 で新しい L2TP/IPsec 接続が作成できない問題について (2021/11/11)
- 法人向け・個人向けのパッケージ版の Amazon.co.jp での販売が開始されました (2017/02/02)
- サイバー攻撃による SoftEther VPN 関係の学術実験サービスのシステム障害について (2016/12/02)
- Windows 10 に対応しました (2015/07/26)
2013 年 7 月に発売された PacketiX VPN 4.0 には、2010 年に発売された PacketiX VPN 3.0 以降に新規に開発された数多くの新機能や改良点が搭載されています。
PacketiX VPN 4.0 の ライセンス形態 と PacketiX VPN 3.0 のライセンス形態は同一です。PacketiX VPN 4.0 は PacketiX VPN 3.0 の法人向けライセンスの サブスクリプション契約 をお持ちのお客様は無償でご利用いただけます。
製品紹介・導入例
PacketiX VPN 4.0 の製品の紹介と導入例を説明します。- 技術的特徴
PacketiX VPN 4.0 の技術的特徴を述べたホワイトペーパーです。 - VPN 入門
PacketiX VPN の基盤技術である VPNの一般的な内容から、実際の PacketiX VPN の使い方、PacketiX VPN を用いた具体的なネットワーク構築方法、便利な使い方などを解説します。 - 製品概要
PacketiX VPN の全体像と特徴について説明します。 - PacketiX VPN 4.0 の新機能
PacketiX VPN 4.0 には、2010 年に発売された PacketiX VPN 3.0 以降に新規に開発された数多くの新機能や改良点が搭載されています。 - 製品エディション・価格・ライセンス体系
PacketiX VPN 4.0 の価格・ライセンス体系をご説明します。 - 保守・サポート・サブスクリプション契約
1 年間または 3 年間の初回のサブスクリプション契約が 製品ライセンス に標準で含まれています。標準のサブスクリプション契約が満了した後、継続を希望される場合は、1 年または 3 年ごとにサブスクリプション契約を更新することができます。 - 60 日間体験版 (無料)
PacketiX VPN 4.0 のすべての機能を 60 日間お試しいただけるバージョンです。機能制限はありません。使用を開始してから 60 日間、VPN Server が動作します。なお、後に製品版をご購入いただいた場合も、再インストールする必要なく、製品版のライセンスキーを入力するだけで継続利用できます。 - マニュアル・ドキュメント
PacketiX VPN のマニュアルや関連ドキュメントを参照いただけます。 - ダウンロード・更新履歴
PacketiX VPN のソフトウェア本体のダウンロードができます。また、最近の更新履歴も閲覧できます。 - 仕様・動作環境
PacketiX VPN の詳しいスペック表と動作環境です。 - 購入方法
PacketiX VPN の購入方法です。
PacketiX VPN のアーキテクチャ
PacketiX VPN の動作原理の特徴は、各種 Ethernet デバイスの仮想化にあります。PacketiX VPN は、柔軟な リモートアクセス VPN および 拠点間接続 VPN を実現するために、Ethernet デバイスを仮想化します。PacketiX VPN には、通常の LAN カードをソフトウェアでエミュレートした「仮想 LAN カード」プログラムが搭載されています。PacketiX VPN には、通常の Ethernet スイッチング HUB をソフトウェアでエミュレートした「仮想 HUB」プログラムが搭載されています。PacketiX VPN は、LAN カードと HUB との間を接続するための LAN ケーブルをソフトウェアでエミュレートし、「VPN セッション」を作成することができます。
PacketiX VPN をインストールしたサーバーコンピュータには、1 個または複数個の 仮想 HUB を作成することができます。仮想 HUB を作成したコンピュータは VPN サーバー となり、VPN クライアント コンピュータからの VPN 接続を受け付けることができるようになります。
PacketiX VPN をインストールしたクライアントコンピュータには、1 個または複数個の 仮想 LAN カード を作成することができます。仮想 LAN カードを作成したコンピュータは VPN クライアントとなり、VPN サーバーコンピュータ上に作成されている仮想 HUB に対して VPN 接続を確立することができるようになります。
VPN クライアントと VPN サーバーとの間には、VPN セッション (VPN トンネル) を確立することができます。VPN セッションとは、仮想化された LAN ケーブルのことです。VPN セッションは、TCP/IP 通信を用いて実現されています。VPN セッションを通るすべてのデータは SSL によって暗号化されます。この仕組みにより、インターネットを経由して VPN セッションを安全に確立することができます。VPN セッションは、PacketiX VPN の 「VPN over HTTPS」テクノロジー によって確立されます。つまり、PacketiX VPN は VPN 接続を どのようなファイアウォールや NAT の上にでも確立することができます。
仮想 HUB は、すべての接続されている VPN セッション間で Ethernet パケットを交換します。この挙動は、伝統的な Ethernet スイッチング HUB と同じです。仮想 HUB は FDB (フォワーディング・データベース) と呼ばれるスイッチングテーブルを持っており、Ethernet フレームの伝送を最適化します。
ローカルブリッジ機能 を使用すれば、仮想 HUB と、既存の物理的な Ethernet セグメントとの間に、ローカルブリッジと呼ばれる接続を作成することができます。ローカルブリッジ接続を使用すると、物理的な LAN カードと仮想 HUB との間でパケットを交換することができるようになります。これにより、自宅やモバイル環境から会社のネットワークにアクセスできるような「リモートアクセス VPN」を実現することができます。
複数の仮想 HUB 間では、カスケード接続 を作成することができます。カスケード接続を使用すれば、複数の離れた場所にある Ethernet セグメントを 1 個の Ethernet セグメントに統合することができます。たとえば、拠点 A、B、C の間をカスケード接続で接続すれば、拠点 A にあるすべてのコンピュータは、拠点 B および拠点 C にあるすべてのコンピュータと通信できるようになります。これは、「拠点間接続 VPN」と呼ばれます。
PacketiX VPN は UDP を用いて VPN セッションを確立することもできます。PacketiX VPN が UDP モードで動作するときは、NAT トラバーサル機能 が利用可能になります。NAT トラバーサル機能を使用すれば、NAT やファイアウォールの内側にある VPN Server であっても VPN 接続を受け付けることができるようになります。これにより、あなたが VPN Server を企業ネットワーク内にセットアップする際に、ネットワーク管理者による事前の特別な許可が不要になります。さらに、PacketiX VPN Server は変動する IP アドレス上にセットアップすることもできます。PacketiX VPN Server には内蔵の ダイナミック DNS (DDNS) 機能 が搭載されています。
PacketiX VPN Server は他の VPN プロトコル、すなわち L2TP/IPsec、OpenVPN、Microsoft SSTP、L2TPv3 および EtherIP プロトコルもサポートしています。これらは、iPhone、iPad、Android、Windows および Mac OS X に標準搭載されている L2TP/IPsec VPN クライアント、および Cisco 社の VPN ルータ やその他のベンダの VPN 製品との間での VPN 相互接続を可能とします。
PacketiX VPN の使い方
PacketiX VPN を使用すると、企業内、クラウド、モバイル環境における高性能なインターネット VPN を簡単に構築することができます。また、IT プロフェッショナルの方は PacketiX VPN を用いて業務を効率化することができます。
PacketiX VPN はホームユーザーの方々にも便利なツールです。また、既存の Cisco 社のハードウェア VPN 製品などのレガシー VPN をお使いの方も、容易に PacketiX VPN に乗り換えていただくことが可能です。
PacketiX VPN は大企業および中小企業の IT システムを構築するために必要不可欠なインフラストラクチャです。
PC 間接続 VPNPacketiX VPN を使用すると、数台のコンピュータによって構成されるアドホック VPN を構築することができます。どんなに距離が離れていても、コンピュータ間で簡単に LAN 用のプロトコルを相互通信できます。 拠点間接続 VPN地理的に分散した複数の支店間は、通常はネットワーク的には分離されています。PacketiX VPN はすべての拠点間に仮想的な LAN ケーブルを敷設します。各支店のすべての PC は単一の LAN に接続されているのと同様に通信可能になります。 | リモートアクセス VPN社員が出張先や自宅から社内 LAN にアクセスできるようにしたいという需要はありませんか? リモートアクセス VPN により、クライアント PC から LAN までの間に、いつでも、どこでも、仮想的な LAN ケーブルを実現することができます。 |
PacketiX VPN は柔軟で信頼性の高い仮想ネットワークをクラウドとともに構築することができます。Amazon EC2、Windows Azure およびその他のほとんどのクラウドサービスは PacketiX VPN をサポートしています。
ローカル PC をクラウドへ参加させる方法
| クラウド VM を企業内 LAN に参加させる方法
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クラウドと LAN のブリッジ VPN 接続
| 複数クラウド間の VPN ブリッジ接続
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PacketiX VPN は iPhone や Android を含む数多くのデバイスをサポートしています。PacketiX VPN を使用すれば、あなたのスマートフォンを企業内 LAN またはクラウドネットワークの一部とすることができます。
iPhone および Android![]() | Windows や Mac のモバイル PC
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PacketiX VPN は企業およびシステムインテグレータにおける IT プロフェッショナルの方々が効率的なシステム管理を行う際に極めて便利なツールでもあります。
リモート管理
独自のクラウドサービスの構築
| ネットワークの試験、シミュレーションおよびデバッグのための VPN
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PacketiX VPN はホームユーザーにとっても便利なソフトウェアです。あなたは、自宅に大企業クラスの VPN と同等の VPN システムを構築し、それを自慢することができるようになります。
リモートアクセス
| どこからでも快適なネットワークを利用
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会社のネットワーク管理者があなたにグローバル IP を割当てるのを躊躇していますか ? あなたの会社には内部 LAN とインターネットとの間にファイアウォールがありますか ? 心配ご無用。PacketiX VPN には面倒な企業のファイアウォールを貫通する強力な機能が備わっています。
ダイナミック DNS 機能および NAT トラバーサル機能
| VPN Azure
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IPsec ベースの VPN プロトコルは 1990 年代に開発されたものであり、現代では時代遅れとなってしまっています。IPsec ベースの VPN と異なり、PacketiX VPN はどのような種類のファイアウォールとも親和性が高い上に、Cisco やその他の高価なハードウェアデバイスを購入する必要はありません。Cisco や OpenVPN を今日すぐに PacketiX VPN に置換えましょう。
ファイアウォールを SSL-VPN で貫通
Cisco や他社のハードウェアベースの VPN 製品の置換
| OpenVPN の置換
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VPN ネットワークの構築例
SSL-VPN プロトコルを使用して VPN ネットワークを構築する場合は、こちらのガイドをご覧ください。このガイドではリモートアクセス VPN と拠点間接続 VPN の構成を説明しています。
PacketiX VPN Server を使った L2TP/IPsec VPN の構成
PacketiX VPN は、L2TP/IPsec VPN プロトコルの着信もサポートしています。iOS、Android、MacOS X などの L2TP/IPsec VPN プロトコルに互換性のあるクライアントから PacketiX VPN Server に接続することができます。
PacketiX VPN Server を使ったハードウエア VPN ルータとの接続
VPN ネットワークの構築例
SSL-VPN プロトコルを使用して VPN ネットワークを構築する場合は、こちらのガイドをご覧ください。このガイドではリモートアクセス VPN と拠点間接続 VPN の構成を説明しています。
PacketiX VPN Server を使った L2TP/IPsec VPN の構成
PacketiX VPN は、L2TP/IPsec VPN プロトコルの着信もサポートしています。iOS、Android、MacOS X などの L2TP/IPsec VPN プロトコルに互換性のあるクライアントから PacketiX VPN Server に接続することができます。
PacketiX VPN Server を使ったハードウエア VPN ルータとの接続