多言語対応

    PacketiX VPN はユーザーインターフェイス、内部データ構造、および通信プロトコルにおいて多言語対応を完了しており、様々な国の言語を使用することができます。これにより、多国籍企業における言語の混在した VPN サービスの利用や、PacketiX VPN 自体の様々な言語へのローカライズが可能です。

     

    Unicode のサポート

    PacketiX VPN は内部的に使用するデータ構造、ユーザーが実際に使用するインターフェイス、および PacketiX VPN プロトコルとして通信される TCP/IP ベースの通信プロトコルについて Unicode 文字コードを使用しており、複数の言語の文字が混在した状況で設定を行ったり、通信を行ったりすることができるようになっています。

    データ構造の Unicode サポート

    PacketiX VPN におけるユーザー情報やグループ情報などのうち本名や説明などのマルチバイト文字が使用される部分、様々なその他のオブジェクトに関する登録事項、X.509 証明書の取り扱いなどの、英数字以外のマルチバイト文字コード (ひらがなや漢字などの全角文字) が使用される可能性が高い部分は Unicode で管理されています。PacketiX VPN のプロセス内部のローカルメモリ空間では Windows 環境では UTF-16 Little Endian が使用され、Linux、FreeBSD、Solaris および Mac OS X などの UNIX 環境では UCS-4 が使用されます (これらの状況は実際にはプラットフォームごとに異なる場合があります)。またこれらのデータをディスクに書き出す際は、UTF-8 として統一されます。PacketiX VPN が書き出すすべてのコンフィグレーションファイルおよびログファイルは UTF-8 文字コードが一貫性を持って使用されているため、複数の言語の文字を混在させることができます。

    ユーザーインターフェイスの Unicode サポート

    PacketiX VPN のユーザーインターフェイスである「サーバー管理マネージャ」、「クライアント接続マネージャ」およぴ「コマンドライン管理ユーティリティ (vpncmd)」においては、表示および入力することができる文字として Unicode がサポートされています。したがって、これらのユーティリティを実行するオペレーティングシステムの環境 (システムコールなど) が Unicode をフルサポートしている場合は、任意の Unicode 文字を入出力することができます。

    PacketiX VPN プロトコルの Unicode サポート

    PacketiX VPN プロトコルは TCP/IP をベースとしたストリーム型のプロトコルであり、Unicode 文字列を配送する場合においては UTF-8 を使用しています。UTF-8 は CPU のエンディアン方式に依存しないマルチプラットフォームで世界中で使用されているデファクトスタンダードの Unicode 文字エンコード方式です。これにより、PacketiX VPN プロトコルは送信側および受信側のコンピュータアーキテクチャやオペレーティングシステムの違いを意識することなく、相互運用が可能になっています。

     

    ユーザーインターフェイスの多言語化

    PacketiX VPN のユーザーインターフェイスである「サーバー管理マネージャ」、「クライアント接続マネージャ」およぴ「コマンドライン管理ユーティリティ (vpncmd)」で表示されるメニュー、メッセージ、説明およびエラー文字列はすべて Unicode 文字列として定義されています。したがって、これらの文字列テーブルデータを日本語以外の他の言語に将来的にローカライズすることができ、文字列テーブルデータ部分のみを翻訳するだけで複数の言語に極めて簡単に移植することができます。

     

    日本語、英語、簡体字中国語に完全対応、シングルバイナリの実現

    PacketiX VPN 3.0 には英語版が存在しませんでした。また、日本語版と中国語版 (簡体字) の 2 種類がありましたが、インストーラやバイナリファイルが別々であり、一度インストールすると言語を変更することも困難でした。

    PacketiX VPN 4.0 では、日本語、英語、簡体字中国語の 3 カ国語バージョンが提供されます。そして、これらの言語は 1 つのインストーラパッケージに格納されており、インストール時に OS のユーザーの言語設定に基づき適切な言語版がインストールされます。

    インストールが完了した後であっても、いつでも言語を切替えることができます。言語の切替えには再インストールやコンピュータの再起動は必要ありません。言語が切り替わると、VPN Server のログファイルなどの出力ファイル内の言語もその言語になります。

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    日本語版の Windows 上で起動したインストーラの画面

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    英語版の Windows 上で起動したインストーラの画面

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    インストール後にいつでも言語を切り替え可能

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    日本語版の PacketiX VPN サーバー管理マネージャの画面

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    英語版の PacketiX VPN Server Manager の画面

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    日本語版の PacketiX VPN クライアント接続マネージャの画面

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    英語版の PacketiX VPN Client Manager の画面

     

    ご注意

    • 今後、上記 3 カ国語以外の新しい言語バージョンの提供の可能性もあります。
    • 多言語間の切替えは、Windows 98 / ME をご利用の場合は使用できません。 

     

     

    制限事項

    PacketiX VPN の Unicode サポートの一部は、PacketiX VPN ソフトウェアを実行するオペレーティングシステムに依存しています。たとえば、Unicode に対応してないオペレーティングシステムでは文字コード変換が正しく動作しない可能性があったり、一部の Unicode 文字のフォントが入っていない場合はその文字は表示されなくなったりします。

    Windows 環境では、Windows 98 / Windows 98 Second Edition / Windows Millennium Edition では Unicode 文字列の対応が完全ではないため、Unicode に依存した一部の文字が表示できないなどの不具合が発生します。Windows NT 4.0 / 2000 / XP / Server 2003 ではオペレーティングシステムカーネルが Unicode に対応しているため、十分に Unicode の威力を発揮します。Linux を含めた UNIX オペレーティングシステムに関する Unicode のサポート状況については、各オペレーティングシステムのマニュアルや仕様を参照してください。