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PacketiX VPN には以下の製品エディションがあります。
法人様向け製品エディション
法人のお客様を主な対象とした製品エディションには、以下の 4 種類があります。企業規模および VPN を利用するユーザーの人数・拠点数に応じて選択いただくことができます。(個人のお客様でもご購入いただけます。)
製品エディション名 | リモートアクセス VPN 機能 同時接続クライアント数 | 拠点間接続 VPN 機能 同時接続拠点数 | 認証ユーザー数の制限 |
Standard Edition (小規模企業向け) | 30 同時接続まで | 2 拠点まで (1 同時接続まで) | あり (※1) |
Professional Edition (中規模企業向け) | 100 同時接続まで | 4 拠点まで (3 同時接続まで) | なし |
Enterprise Edition (大規模企業向け) | 300 同時接続まで | 10 拠点まで (9 同時接続まで) | なし |
Ultimate Edition (大規模企業向け) | 無制限 | 無制限 | なし |
- PacketiX VPN 4.0 では、製品エディションごとに接続可能な VPN クライアントの台数やブリッジ接続可能な拠点数の標準値が予め定まっています。VPN 2.0 のように「クライアント接続ライセンス」、「ブリッジ接続ライセンス」を製品ライセンスとは別に別途購入いただく必要はなくなりました。
- 「リモートアクセス VPN 機能 同時接続クライアント数」および「拠点間接続 VPN 機能 同時接続拠点数」は追加購入することができます。詳しくはこちら
- ※1:Standard Edition では、VPN Server 内の仮想 HUB に作成することができるユーザーオブジェクト数が VPN Server 全体で 30 個に制限されます。また、1 個のユーザーオブジェクトに対して複数台の PC から同時に VPN サーバーに接続することはできません。
- Ultimate Edition はオープン価格です。お客様の用途・接続数・規模をご提示いただき、それに応じて販売パートナーにて価格を都度見積りいたします。
- クラスタリング機能を使用する場合は、1 つの製品ライセンスをサーバークラスタ内の VPN Server すべてに登録して使用できます。
個人・SOHO 様向け製品エディション
個人および SOHO のお客様を主な対象とした製品エディションには、以下の 2 種類があります。
製品エディション名 | リモートアクセス VPN 機能 同時接続クライアント数 | 拠点間接続 VPN 機能 同時接続拠点数 | 認証ユーザー数の制限 |
Home Edition (家庭内ユーザー向け) | 2 同時接続まで | 利用不可 | あり (※2) |
Small Business Edition (SOHO ユーザー向け) | 5 同時接続まで | 2 拠点まで (1 同時接続まで) | あり (※3) |
- ※2: Home Edition では、VPN Server 内の仮想 HUB に作成することができるユーザーオブジェクト数が VPN Server 全体で 2 個に制限されます。また、1 個のユーザーオブジェクトに対して複数台の PC から同時に VPN サーバーに接続することはできません。
- ※3: Small Business Edition では、VPN Server 内の仮想 HUB に作成することができるユーザーオブジェクト数が VPN Server 全体で 5 個に制限されます。また、1 個のユーザーオブジェクトに対して複数台の PC から同時に VPN サーバーに接続することはできません。
- 「リモートアクセス VPN 機能 同時接続クライアント数」および「拠点間接続 VPN 機能 同時接続拠点数」は追加購入することができます。詳しくはこちら
- Home Edition、Small Business Edition にはサブスクリプション契約が付属できませんが、ライセンスのバージョンと同じメジャーバージョン(バージョン番号の整数部)のアップデートを利用できます。
- 個人・SOHO 様向けとありますが、用途は制限されておりません。一般の法人様でもご購入いただけます。
- 有効期限の設定されたライセンスを購入いただけます。こちらにも追加接続ライセンスを付加することができますが、ライセンスの有効期限が到来した場合には、追加接続ライセンスも併せて失効します。有効期限到来後に別のライセンスを使用することは可能ですが、期限付きライセンスの有効期限の延長は行えませんのでご注意ください。
- サポートについては、メールでのお問い合わせが可能ですが、サブスクリプション契約の場合よりも対応が遅くなる場合がございます。また、お問い合わせの受け付けは対象の製品の終売後、一定期間で終了いたします。
エディション間のアップグレード
法人様向け製品エディション (Standard Edition, Professional Edition, Enterprise Edition, Ultimate Edition) においては、いつでも、より上位のエディションに、製品エディションの価格の差額程度の価格 (正確な価格は販売パートナーごとに見積させていただきます) をお支払いいただくことにより、安価にアップグレードしていただくことができます。
これにより、たとえば最初は小規模な VPN システムを構築し、その後ユーザー数が増えた場合に大規模な VPN システムに安価に拡張することができます。段階的に VPN を導入されたいお客様に最適です。
なお、個人・SOHO 様向けエディションから法人様向けエディションへのアップグレードはできません。
また、アップグレード元のライセンスに追加されていた追加接続ライセンスや、付属するサブスクリプション契約はアップグレード後のライセンスでは使用できなくなります。
接続数の数え方
上記で同時接続クライアント数となっているものは、同時に接続できるクライアントモードセッションの最大数です。
L2TP/IPSec、OpenVPN(L3)、SSTP の接続はクライアントモードセッションとみなします。
また、同時拠点接続数となっているものは、同時に接続できるブリッジ/ルーターモードセッションの最大数です。
(拠点数としては、VPN サーバー自身の拠点数を加えて数えているので、1つ多くなります。)
L2TPv3/IPSec、OpenVPN(L2)、EtherIP の接続は、ブリッジ/ルーターモードセッションとみなします。
機能制限
以下の機能は、Home Edition, Small Business Edition および Standard Edition では使用できません。
- Radius 認証機能
- NT ドメイン認証機能
- syslog 転送機能
- パケットログ保存機能
- クラスタリング機能
また、Home Edition, Small Business Edition および Standard Edition では VPN Server 内の仮想 HUB に作成することができるユーザーオブジェクト数が VPN Server 全体でそれぞれ 2 個、5 個、30 個に制限されます。また、1 個のユーザーオブジェクトに対して複数台の PC から同時に VPN サーバーに接続することはできません。
これらの制限を解除したい場合は、Professional Edition または Enterprise Edition にアップグレードする必要があります。
法人向け製品のダウンロード権利について
Standard Edition, Professional Edition, Enterprise Edition, Ultimate Edition のお客様におけるサブスクリプション契約と最新版のダウンロード・インストールの権利との関係は次のとおりです。
まず、Standard Edition, Professional Edition, Enterprise Edition, Ultimate Edition のお客様は、製品ライセンスを購入された時点における最新版の PacketiX VPN Server をダウンロードしてインストールしていただくことができます。
これらのエディションには 1 年間または 3 年間のサブスクリプション契約が付属しています。サブスクリプション契約が有効な間は、その期間中に新たにアップデートされた最新版の PacketiX VPN Server をダウンロードしてインストールしていただくことができます。
サブスクリプション契約が切れた場合は、契約が満了した日から起算して新たに 1 年間または 3 年間分の契約の延長を行うことにより、その期間中に新たにアップデートされた最新版の PacketiX VPN Server をダウンロードしてインストールしていただくことができます。