ソフトイーサ株式会社は 2004 年に筑波大学の学生によって設立されました。
設立以来現在まで、大学などの学術研究期間や行政機関などと連携し、日本国内における産学官連携活動を推進しつつ、新しいソフトウェア技術の開発に取り組んでおります。
筑波大学発ベンチャー企業としてのソフトイーサ株式会社
ソフトイーサ株式会社の設立
ソフトイーサ株式会社は 2004 年 4 月 1 日に、筑波大学発ベンチャー企業として設立されました。設立に関わった発起人および初代取締役の全員は、当時は筑波大学の学類生または大学院生でした。
ソフトイーサ株式会社が設立される以前に、会社の基となった VPN ソフトウェアである「SoftEther 1.0」を筑波大学第三学群情報学類 1 年 (当時) であった登 大遊が開発したのが、当社の始まりでもあります。
その後、当社は筑波大学内の設備を利用させていただきながら研究開発活動を行い、新しいソフトウェアである「PacketiX VPN」を完成させました。
その過程において、当社は筑波大学の有する豊富な設備や優秀な教官方による貴重なアドバイス等を有効活用させていただきました。
筑波大学との関係
現在でも当社の筑波大学との関連は深く、筑波大学内に合計 3 箇所の研究開発用のオフィスや実験室を設置させていただいております。また、PacketiX VPN 2.0 に関する学術的内容の論文発表や賞の受賞などは、開発者である登 大遊が、所属している情報学類の名前において発表または取得しております。
筑波大学との共同研究一覧
ソフトイーサ株式会社は国立大学法人 筑波大学との間で以下の共同研究契約を締結させていただいております。
- インターネットおよびキャンパス内における VPN システムのセキュリティに関する研究
共同研究先: 筑波大学 学術情報メディアセンター - 高性能・高品質かつセキュアな仮想ネットワークの実現に関する研究
共同研究先: 筑波大学大学院 システム情報工学研究科ソフトウェア研究室
独立行政法人 科学技術振興機構 (JST) との研究
ソフトイーサ株式会社は筑波大学大学院システム情報工学研究科のオペレーティングシステム研究室 (OS 研) 加藤和彦教授がマネージメントする学術研究「仮想ネットワーク: クラスタ計算機上に複雑なIPネットワークトポロジを仮想的に構成する、仮想ネットワークシステムの開発に向けての研究」に参加させていただいております。
加藤和彦教授が担当されている JST の戦略的創造研究推進事業 (CREST) 研究領域「情報社会を支える新しい高性能情報処理技術」内の「自律連合型基盤システムの構築」の研究目標の 1 つである「仮想ネットワークシステムの開発に向けての研究」について、クラスタ計算機上に複雑な IP ネットワークトポロジを仮想的に構成するソフトウェアの研究開発について、当社が参加しているものです。
競争的資金等の運営・管理に関する責任系統は以下のとおりです。
- 最高管理責任者: 代表取締役会長
- 統括管理責任者: 取締役社長
内閣官房情報セキュリティセンターの「セキュア・ジャパン 2006」が推進する
「セキュア VM」開発プロジェクトへの参加
ソフトイーサ株式会社は内閣官房情報セキュリティセンターが 2006 年 4 月 28 日に発表した「セキュア・ジャパン 2006」計画が推進する「セキュア VM」の開発プロジェクトに参加することとなりました。
詳細は内閣官房情報セキュリティセンターが発表した PDF ファイルをご参照ください。
ソフトイーサ株式会社は、今後も産学官連携活動への取り組みを継続していく予定です。