目次
- 1. VPN Azure 中継サービス
- 1.1. ご注意
もし企業のファイアウォールの制限がより厳しく、PacketiX VPN の NAT トラバーサル機能が正しく動作しない場合は、代わりに VPN Azure を用いてそのようなファイアウォールを貫通することができます。
VPN Azure 中継サービス
VPN Azure の動作原理は極めて単純です。ファイアウォールの内側に設置された PacketiX VPN Server は、VPN Azure 中継サーバーのうち 1 台に常時 TCP ベースの接続を確立し続けます。これは「内側から外側への接続」であるため、ファイアウォールによって自動的に許可されます。ファイアウォールはこの種のパケットを信頼できる通信として扱うためです。VPN Client または VPN Bridge は VPN Server に接続するため適切な VPN Azure 中継サーバーに対してリクエストを送信します。当該 VPN Azure 中継サーバーは PacketiX VPN Server 宛のリクエストを中継します。そして、PacketiX VPN Server は、VPN Server と VPN Client (または VPN Bridge) との間の UDP ベースの VPN トンネルを確立します。一端 UDP リンクが確立された後は、VPN 中継サーバーは VPN トンネル内を流れるペイロードの中継には関与しません。
ご注意
現在のところ、ダイナミック DNS、NAT トラバーサルおよび VPN Azure 機能はインターネット経由で提供される無償の無保証の学術実験サービスであり、障害の発生が許されないような業務において使用することは想定されておりま せん。これらのサービスについてサポートや保証は提供されません。(商用版の提供は、現在のところ未定です。)